下塗り材の種類と役目のお話

外壁塗装で使用する下塗り材は大きく分けて3つの種類に分けられます。
☟
１⃣シーラー
２⃣プライマー
３⃣フィラー

下塗り材を入れる目的としては、
上塗り材との密着性の向上や下地材に対しての塗料の吸い込みを防ぐこと、
色むらを防ぐ目的があります。

１⃣シーラー
　シーラーとは、”密封””密閉”（seal）の言葉が由来となり、その言葉の通り、
　下地材との密着性を高め、上塗り材の吸い込みを防ぐ効果がある下塗り材です。
　外壁に大きなクラックがない場合や、下地材に塗料が乗りにくそうな場合、
　シーラーを使うことが多いです。


２⃣プライマー
　プライマーの役割として、シーラーと大きな違いはなく、
　密着を高めるための下塗り材です。
　ただ、一つだけ違いがあり、プライマーは金属系の素材に対し塗装をするという事です。
　金属系の素材に対し塗るため、プライマーには錆止め効果を持つものもあります。
　しかし、錆を除去する力はないので、塗布前にしっかり錆を落とす必要があります。

　
３⃣フィラー
　フィラーは、シーラーやプライマーに比べてどろどろした性質を持っています。
　”微弾性”の性質を持つフィラーもあり、細かい外壁のクラック（ヘアクラック）に対し
　穴埋め補修する機能を持ったフィラーもあります。
　どろどろした塗料のため、凹凸のある外壁にもしっかり密着し、
　上塗りを塗りやすくしてくれます。
　
　※外壁のひび割れは、ひび割れの幅や深さにより
　　シーリング補修やモルタル補修などの別途補修が必要になる場合があります。